2013.08.26

【開催報告】「自然に学ぶ」省エネ・省資源


hachimancyu1日時:2013年7月11日(木)
場所:近江八幡市立八幡中学校(滋賀県近江八幡市)
対象:近江八幡市立八幡中学校・中学3年生197名
講師:星野敬子(アスクネイチャー・ジャパン 研究員・コーディネーター)

 

近江八幡市立八幡中学校は「持続可能な発展のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)」の視点から、環境教育、特に自然エネルギーや省エネルギー・省資源に関する教育を進めています。「自然に学ぶ」醍醐味のひとつは、省エネ・省資源が実現できること。これまで中学生が学習してきたこのテーマに、全く新しい製品開発の方法としてたくさんの生物模倣(バイオミミクリー)の事例を紹介し、自然の仕組みを体験してもらいました。

 

中学校の先生からは「地元近江八幡で、地球の自然の知恵をもとに、日本や世界の研究と企業などをつなぐ取り組みが進められていることに驚きと心強さを感じた」と言っていただきました。私たちの思いは、世界とつながりながら地域に根付いた活動をしていくこと。近江八幡の産官学がゆるやかに連携して、これからも継続した活動に取り組んで行きます。

 

当日、中学生のみなさんから寄せられた感想をいくつかご紹介します。

 

【生徒の感想】

 

- 自然のものからたくさんの物が作られているのだと知りました。シロアリの塚のようにつくられた建物は涼しくて消費電力をおさえられるなら、中学校とかも小窓がいっぱいの建物にしたらいいのにと思いました。自然から利用して出来たものがもっと私たちの生活に増えていけばいいのにな・・・と思いました。

 

- 新幹線やペットボトル、缶の形状など身近にあるものが生物から出来ているなんて初めて知りました。もしかすると、もっと身近な意外なものも生物から作られているかもしれないと考えるとすごく面白いです。

 

- 自然を例にして考えだした商品はどれも環境などに良くてすごいなと思いました。何千種類の製品は持続可能な社会にしていくために大切なものだと思って、私も自然を観察したいと思いました。

 

- 自然に学んだ製品では、初めて知ったことばかりでビックリしました。自然にはいろいろな工夫がされていて、まだまだ私たちに利用できることがあるんじゃないかと思いました。

 

- 街や身近にあるかもしれないバイオミミクリーを探してみたいと思いました。また、どんな自然のものが製品に利用されているかもっと知りたいと思いました。

 

- 家族の人たちに今日学んだことを教えてあげたいと思いました。

 

- 俺でも未来に役にたつ物を開発できるかもしれない。色々考えてみようと思った。

 

 

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