2013.11.07

【開催報告】「アメンボロボット」びわ湖フィールド調査

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アスクネイチャー・ジャパンは、中央大学理工学部の中村太郎先生が研究開発を行うアメンボ型ロボットの実用化を目指し、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの協力のもとびわ湖フィールド調査・試験に取り組んでいます。

 

滋賀県大津市の湖岸にて試作機のフィールド調査を行いました。

 

日時:2013年10月23日(水)13:00-17:00
場所:滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(滋賀県大津市)

 

びわ湖特有の波高・波長、繁藻状況の調査と動作の確認を行いました。
アメンボロボットはこれまでの調査方法では難しかった浅瀬や湖岸の状況把握に役立つと期待されています。

 

びわ湖で得られる水環境のデータは、日本・世界の湖沼の指標になり得るものです。
ロボットの実用化を目指し、今後も長期的に取り組んでいきます。

アメンボの動きに学ぶ
アメンボは水上陸上両方で移動できるしくみを持っています。浅瀬もスムーズに渡り歩くことができ、急旋回も得意です。 水上では、6本の脚のうち前脚と後脚4本で体を支え波を吸収し、中脚2本で水をかいて移動します。中央大学中村先生は、この動きに学び機動性の高い水陸両用のアメンボロボットを研究開発しています。

 

アメンボロボットのメリット(見込)
・浅瀬や階層があるところでの移動が容易
・回転が得意
・波や暴風に対して強い(転覆しにくい)
・水陸両用

 

びわ湖水環境調査内容(見込)
・水質(水温、溶存酸素、クロロフィル、濁度、流行流速、等)
・水草の繁茂状況
・沿岸域の地形

 

詳しくは、中央大学中村先生のウェブサイトをご覧ください。


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