2014.07.03

バイオミメティクス研究開発拠点「CEEBIOS」視察レポート

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日 時:2014年6月16日(月)-17日(火)
場 所:フランス・サンリス市
参加者:12名(アスクネイチャー・ジャパンの理事ら)

 

ヨーロッパ初となるバイオミメティクス研究開発拠点「CEEBIOS(Centre Européen d’Excellence en Biomimétisme de Senlis)」が、今年7月に正式にオープンします。それに先駆け、アスクネイチャー・ジャパンの理事らがサンリス市を訪問しました。

 

1日目は、「CEEBIOS」拠点を視察しました。現在、市内のフランス陸軍訓練所跡地(100,000m²)に、研究センター、ビジネスセンター、会議・展示場、教育トレーニングセンター等の施設整備が進められています。まずは、数棟の建物を、事務所・研究室・講義室等に改装し、セミナー・ワークショップの開催や、企業の受け入れなどを進めていく予定です。16世紀頃に建てられた建造物をそのまま活かしているので、サンリス市の歴史を感じる空間になっています。

 

2日目は、CEEBIOSとの連携でバイオミメティクスを教育に導入している市内のアミュール・ダンビラ(Amyot D’inille)高校を訪問しました。この高校は日本で言うと、職業訓練校に位置づけられる学校です。同校が取り組む4つの専門分野(建築、マーケティング、アート、エネルギー)のうち、特にエネルギーの分野でCEEBIOSと協働しています。高校にバイオミメティクスの研究者を招いて授業をしたり、学生の企業インターン・プログラムを実施したりしています。

 

サンリス市は、パリから北に約50km(電車で約30分)、シャルル・ド・ゴール空港から車で約20分、それでいて自然が豊かという恵まれた環境にあります。この立地を活かし、国際的な拠点として発展していくことが期待されます。

 


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