2015.03.08

【開催報告】ヨシの新しい使い方を考えてみよう

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【大学生によるミニ企画展】ヨシの新しい使い方を考えてみよう

日 時:2015年3月7日(土)11:00-16:00
場 所:奥村家住宅(近江八幡市永原町上8)
来場者:51名
主 催:大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻加賀研究室、滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科松岡研究室、株式会社まっせ、アスクネイチャー・ジャパン

 

琵琶湖の最大の内湖である西の湖は、国の重要文化的な景観やラムサール条約に選定されている近江八幡の貴重な地域資源ですが、その存在は意外に知られていません。

この企画展では、西の湖周辺で古くから文化的景観を生み出してきた「ヨシ」の新しい活用方法を、大阪大学工学部・工学研究科の学生グループらが提案しました。

西の湖で多く見られるヨシ(イネ科の植物)にはさまざまな特徴があります。
・西の湖の水質を浄化している
・水郷としての文化的景観を生み出す重要な要素となっている
・屋根・すだれ・紙などに活用できる
・軽量だが強度がある、水に強い、保温性がある、など

この貴重な地域資源の新しい活用法として、ハニカム構造ユニットの制作が提案されました。

ハニカムとは、六角形を隙間なくしき詰めた構造で、自然界ではハチの巣やカメの甲羅で見られます。これは、平面を充填するのに効率のよい構造として知られています。

当日は、学生らが制作したハニカムユニットを展示し、参加者にヨシの特性にふれてもらいながら、新しいヨシの活用方法について意見交換しました。

家具や照明、おもちゃなど、身近なものへの活用の他、コテージの建設といった大規模なものまでアイデアが出されました。


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