開催報告
滋賀経済同友会「自然に学ぶ経済」研究会では、これまで「自然に学ぶ」という概念と事例の研究を重ねてきたが、我々が実践をするためには異分野連携と、研究者と企業のマッチングが不可欠である。基礎のみならず事業化の可能性を模索している生物学者・工学者と経済界のメンバーが直接交流・ネットワークできる場が必要である。そのために、研究者・専門家と経済界が活発な議論を行い、事業化を目指すセミナーを開催する。また、滋賀県で生物多様性の保全をより進めていくために、顕彰制度の創設を検討する。
日 時:2013年2月6日 15:00-17:00
場 所:コラボしが21(滋賀県大津市)
構 成:講演+ディスカッション
出席者:23名(オブザーバー含む)
主 催:滋賀経済同友会「自然に学ぶ経済」研究会
講 師: 中西義孝氏 熊本大学大学院 自然科学研究科 教授
研究分野 バイオデザイン(人工関節、福祉機器、生物形態・構造)
人に関わる摩擦現象の謎を解明し、さまざまな生活用品や医療用機材の開発を行う。生体に学んだ潤滑システム「Bio-Star(Biomimetic System for Tidal power generation learned from Articular cartilage)」の河川流、潮流発電の研究開発に取り組む。マイクロ&クラスター型の次世代の発電方法として注目を集めている。