滋賀職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ滋賀)(滋賀県近江八幡市)では、昨年より、学生の総合製作実習として「脱着式水陸両用自転車」の開発を行っています。アスクネイチャー・ジャパンは、当プロジェクトにコーディネートとして関わっており、今回その経過をご紹介します。
①バイオミミクリー技術の活用
推進装置の軸受け部分に装着する「Bio-Star」(生体の関節軟骨の潤滑機能を模倣した技術)が、熊本大学大学院自然科学研究科・中西義孝研究室より届きました!
これを2カ所のハウジング(写真の白い部分)に仕込みます。セットの潤滑液を使用することで、低摩擦化を計りつつ、オイルフリー&耐水性の実現を試みます。
②デジタル・ファブリケーションのものづくり
「ほぼ、なんでも作れる」工作機械(3Dプリンタ)を用いて、オリジナルのスクリューを試作しました。今後、スクリューの性能試験を行い、部品の耐久性を確認する予定です。
まだまだ、設計・デザイン、材料、コストの検証、樹脂成形の検討、フィールド試験の実施など段階がありますが、水辺に漕ぎ出す日を想像しながら、検証を重ねていきたいと思います。