2014.02.18

【展示報告】日韓ジョイント国際シンポジウム


20140212

 

雪深い2月、北海道大学で日韓ジョイント国際シンポジウム「Joint international symposium on “Nature-inspired Technology (ISNIT) 2014” and “Engineering Neo-biomimetics V”」が開催されました。最新のバイオミメティクス研究の講演と、さまざまな分野の研究者・企業関係者らの活発な議論が行われました。

 

日 時:2014年2月12-15日

場 所:北海道大学 札幌キャンパス 学術交流会館(北海道札幌市北区北8条西5丁目)

参加者:主に学術界・経済界から約100名

 

主なプログラム
12日:特別講演

13日:招待講演・口頭発表

14日:招待講演・口頭発表

15日:研究室・博物館ツアー及びディスカッション

 

 

本シンポジウムの特別講演では、フランスのサンリス市Francis Pruche 副市長からバイオミメティクス研究開発拠点が紹介されました。

 

「CEEBIOS(Centre Européen d’Excellence en Biomimétisme de Senlis)」と名付けられたこの拠点は、パリから約50km北に位置するサンリス市にあります。かつてフランス陸軍が駐屯していた土地(100,000m2)に、バイオミメティクス拠点を設立するために、現在、研究施設、ホール、ビジネスセンター、オープンラボ、住居を含む総合的な施設の整備が進められています。

 

地方自治体がバイオミメティクスに取り組む先進的な事例として、世界中から関心を集めています。「まちづくり」に取り組むアスクネイチャー・ジャパンも、サンリス市の今後の動きに注目していきたいと思います。

 

この他3日間に渡り、30名を超える日本・韓国・アメリカ・フランスの研究者から研究成果の発表が行われました。同会場で行われたポスターセッションでは学術界から39の研究発表が、産業界・一般から9つの展示がありました。異分野連携、産学連携、地域連携、国際標準化、データベース化等について、参加者の間で活発な意見交換が行われました。

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