2014.01.19

【開催報告】第2回「新・ものづくり」研究会

開催報告

 21世紀は「第3次産業革命」に直面している。デジタルツール(3Dプリンタ等)の普及により、企業体のクローズドなものづくりから、オープンソース・コラボレーションによるイノベーション(情報共有と協働に基づく革新)への移行が始まった。これまでの産業構造とは全く異なるビジネスモデルとマーケットが目前に迫っている。

 一方、滋賀経済同友会は、2008年「企業と生物多様性」研究会を、2012年「自然に学ぶ経済」研究会を発足し、生物資源の持続可能な活用や自然に学ぶ環境保全型技術開発について研究を重ねた。

 本研究会では、デジタルツールのインフラとこれまでの研究会の成果を活かし、自然に学ぶ新製品開発、社会貢献と経済活動を両立させるソーシャル・ベンチャーについて研究を行う。とりわけ「若者・よそ者・変わり者」がニュービジネス・成長産業・ものづくりなどに果敢に挑戦できる環境整備を検討する。同時に、新・ものづくり拠点の構築を目指し、産官学民のネットワークを強化する。

日 時:2013年9月6日(金)15:00-19:00
場 所:ホテルニューオウミ(滋賀県近江八幡市)
出席者:103名
主 催:滋賀経済同友会「新・ものづくり」研究会
講 師: 下村政嗣氏(東北大学原子分子材料科学高等研究機構教授)
    研究者(滋賀県立大学、立命館大学、京都大学、大阪大学、等)20名
内 容:産学連携サロン 〜バイオミメティクス、デジタルテクノロジー等に関わる研究者との意見交換会〜
「バイオミメティクス:国内外の加速する動向とISO化」と題して、産業に関わる国内外の最新動向と産学連携への期待を講演いただき、バイオミメティクス、IT、デジタル・ファブリケーション、地域づくり等に関わる研究者(学生)と交流を深め、「新・ものづくり」拠点創設の可能性を討議した。

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