2014.03.20

【開催報告】「アメンボロボット」びわ湖フィールド試験

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中央大学理工学部教授の中村先生が研究する、アメンボの動きを手本にしたアメンボロボット試作機の公開試験を行いました。アメンボロボットは、従来のボートによる調査ではアクセスが困難だった浅瀬で稼働できるので、新しい水環境調査手法として期待されています。

 

また、アメンボの動きを模倣したロボット開発という事例等を通じて、西の湖で見られる自然(いきもの)の知恵や恵みが、人の暮らしや製品開発に活かされていることを学びました。


日 時:
2014年3月16日(日)13:00〜14:00
場 所:西の湖園地(滋賀県近江八幡市北之庄町)
解 説:中央大学理工学部教授 中村太郎先生
参 加:約20名
主 催:西の湖廻遊路プロジェクトチーム
(滋賀県立大学松岡研究室、近江八幡市政策推進課、近江八幡市文化観光課、近江八幡商工会議所、安土町商工会、株式会社まっせ、アスクネイチャー・ジャパン)

アメンボの動きに学ぶ
アメンボは水上陸上両方で移動できるしくみを持っています。浅瀬もスムーズに渡り歩くことができ、急旋回も得意です。 水上では、6本の脚のうち前脚と後脚4本で体を支え波を吸収し、中脚2本で水をかいて移動します。中央大学中村先生は、この動きに学び機動性の高い水陸両用のアメンボロボットを研究開発しています。

 

アメンボロボットのメリット(見込)
・浅瀬や階層があるところでの移動が容易
・回転が得意
・波や暴風に対して強い(転覆しにくい)
・水陸両用

 

びわ湖水環境調査内容(見込)
・水質(水温、溶存酸素、クロロフィル、濁度、流行流速、等)
・水草の繁茂状況
・沿岸域の地形

 

詳しくは、中央大学中村先生のウェブサイトをご覧ください。
前回のフィールド試験の様子はこちらから。


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