アスクネイチャー・ジャパンでは、低炭素社会に寄与する「自然に学ぶ」ものづくりとして、植物の葉っぱの並び方を模倣したソーラ―プランツの開発を進めています。互いに重ならないように配置した12枚の葉っぱ(太陽電池モジュール)で発電し、照明などに利用します。
将来的な目標は、ツリー一本で一家庭分の電力を発電すること。「太陽光パネルは屋根に載せる」という定式を破り、ソーラープランツを庭に一本植えて得られる “ほどよい” 電力で生活できる社会を志向します。
これまで、「Solar Plantsホウセンカ」、「Solar Plantsフクブクロウ」という2つの試作機を製作し、実証試験を行ってきました。そしてこのたび、研究者や企業のご協力・ご支援を得て、第3号機を開発することになりました。
主な特徴は以下の4点が挙げられます。
直列・並列の組み合わせ
影の影響を軽減するべく、太陽電池モジュールを4直列・3並列に接続し、効果を検証する。(従来は12並列)
電気使用用途の追加
照明以外の電気利用にも対応可能なシステムとする。ex.災害時の携帯電話の充電
意匠性の向上
照明カバーの不要なLEDを採用し、昼間夜間ともに意匠性を高める。
八幡瓦の使用
アイストップに近江八幡の伝統産業である創作瓦を用いる。
企画・製作の様子をこちらでもご紹介していく予定です。どうぞおたのしみに。