2014.04.11

光合成に学ぶ「色素増感太陽電池」モニター試験2

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2014年4月より、近江八幡市内で「色素増感太陽電池」を搭載した「自発光看板」のモニター試験が継続実施されることになりました。この試験は2013年より、内閣府最先端研究開発支援プログラムの「低炭素社会に資する有機系太陽電池研究」の一環として実施されてきたもので、引き続き実証試験を行い実用性を確認していきます。アスクネイチャー・ジャパンでは開発者と試験地のコーディネートに関わっています。

お近くにいらした際は、色素増感太陽電池と夜間の発光の様子をぜひご覧ください。

 

日程:平成26年4月1日から平成27年3月末予定 
場所:近江八幡商工会議所前(滋賀県近江八幡市桜宮町231-2)

   および アスクネイチャー・ジャパン(滋賀県近江八幡市桜宮町290)

 

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◎色素増感太陽電池とは

 植物の光合成に注目し、光に反応する色素を発電に利用した太陽電池です。光合成における色素クロロフィルに相当する人工色素を太陽電池に持たせ、光があたることで発電します。現在多くの太陽光発電パネルではシリコンが使われており、その原料を加工するには多くのエネルギーを必要としますが、色素増感太陽電池は、少ないエネルギーでつくることができると考えられており、実用化に向けて研究が進められています。

 

 また、これまでの研究により、例えば曇天の日など低日照条件における色素増感太陽電池の発電量は シリコン太陽電池と比較して優位性があることが分かっており、設置場所の日照条件に制約されない製品の開発が期待されています。

 その他の特長についてはこちらをご覧ください。

 

 

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