2015.10.28

画像から気づきを生み出す「発想支援型」検索システム


gazo

「生物から学ぶものづくり」を進めるために、大きな助けとなることが期待されるデータベースの開発が進められています。北海道大学大学院情報科学研究科教授 長谷山美紀先生は、大量の生物画像から工学的な「気づき」を生み出す「発想支援型」データベースの研究をしています。

このデータベースのミソは、画像の類似性に基づいて自動的に画像を配置するシステムにあります。例えば、工学系研究者が、自身が開発した材料の表面構造の画像をデータベースに入力すると、似た表面構造を持つ生物の画像が集まってきます。開発した材料と似た構造の生物の機能を知ることで、その材料の新たな側面を発見したり、新しいものづくりを発想するための気づきを得ることができます。

研究者でなくとも、このデータベースのエッセンスを知る機会として、長谷山先生が滋賀・近江八幡観光画像検索サイトを作成されました。従来のキーワード検索とは異なる新しい検索方法、活用の可能性を体感してください。

発想支援型の検索システム(滋賀・近江八幡観光画像検索版)

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