2016.03.04

【開催報告】第4回「BID戦略」研究会

アスクネイチャー・ジャパン連携団体の滋賀経済同友会では、2011年から研究会を設置し、バイオミメティクスやバイオミミクリー、ネイチャー・テクノロジーなどの研究を重ねてきました。2015年度は「BID(BIO INSPIRED DESIGN)戦略」研究会としてさらなる発展を目指し、研究を進めています。

 

第4回研究会では、大阪工業大学工学部准教授の藤井秀司氏をお迎えし、「バイオミメティック材料の開発:微粒子が拓く省エネルギー型ものづくり 」についてお話しいただきました。アブラムシは自ら出す密の表面を細かい粒子で覆うことで、べとつかない粒を作っています。これにヒントを得て開発した粉末状の粘着剤についてご紹介いただきました。従来のテープにはべとつきの問題がありましたが、アブラムシ型の接着剤はこの問題をクリアし、微細な空間や複雑な空間における部材の接着を可能にすると期待が高まっています。

 

後半は、本研究会最終回として、これまでの研究内容をまとめ、提言を作成するための協議を行いました。この春、その内容が公開されます。どうぞお楽しみに。

 

日 時:2016年2月29日 15:00-17:00
場 所:コラボしが21(滋賀県大津市)
出席者:32名
主 催:滋賀経済同友会「BID戦略」研究会
連 携:滋賀バイオミメティクス推進協議会
講 師:藤井秀司氏(大阪工業大学工学部准教授)
構 成: 講演+グループディスカッション

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