日 時:2016年7月1日(金)〜2日(土)
場 所:フランス・サンリス市「CEEBIOS」
参加者:3名(アスクネイチャー・ジャパン理事ら)
アスクネイチャー・ジャパンや近江八幡市と連携協定を結んでいるフランス・サンリス市で、バイオミメティクスのエキスポが開催されました。
会場は、欧州初のバイオミメティクス研究開発拠点「CEEBIOS」。メイン会場では、会議の他にバイオミメティクス関連商品の展示・販売などが行われました。
本会はフランス語のみで行われた国内向けのエキスポでしたが、アスクネイチャー・ジャパン理事らが参加し、サンリス副市長のフランシス・プルーシュ氏らと交流を行いました。
1日目は基調講演や分科会などのプログラムが組まれ、フランス環境大臣の出席もありました。プルーシュ氏は「想像以上にたくさんの方々に参加いただき、関心の高さが感じられた」と話していました。
2日目は一般公開の日で、さまざまな発表がありました。
【会議テーマ】
・CEEBIOSの使命と実際 ーバイオミメティクスの趨勢
・バイオミメティクス ーテクノスフィアとバイオスフィアの和解
・樽の代償、バイオ資源とバイオインスパイアードの化学 ー世界をめぐる戦争かモデルをめぐる戦争か
・海洋と生物多様性:尽きることのない発想の源泉と新しい成長の梃子 ー海洋は地球の未来たりうるか?
会議のなかで、CEEBIOSでプロジェクトを進めるカリーナ・ラスキン氏が「CEEBIOSは研究所だが、技術者・科学者だけでなく芸術家などさまざまな分野の人が交流できる場にしたい。バイオミメティクスという言葉を使わなくとも、関わりのある分野の人と交流を持ち、人材を育てることが必要。広い敷地を生かし、農業にも力を入れたい」と話していたことが印象的でした。
CEEBIOSの今後の国際的な活動に期待したいと思います。