2012.09.25

連携協定調印式




「バイオミミクリー」提唱者で、アメリカのバイオミミクリー研究所代表のジャニン・ベニュス氏を招き、2011年10月アスクネイチャー・ジャパン連携協定調印式を開催しました。バイオミミクリー研究所のほか、近江八幡市、滋賀経済同友会などから産官学民の参加をえて、連携協定を締結しました。

 

 「自然と生命を尊重し、生命の知恵から学ぶものづくり、まちづくり」

 


日 時:2011年10月7日 10:30-13:30
場 所:ホテルニューオウミ(近江八幡市)
連携協定調印団体:アスクネイチャー・ジャパン
         バイオミミクリー研究所
         近江八幡市
         滋賀経済同友会
         近江八幡商工会議所
         滋賀県立大学環境共生システム研究センター
         独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 近畿職業能力開発大学校附属滋賀職業能力開発短期大学校
         近江八幡エコリージョン推進協議会
参加者:107名

 

プログラム

 

調印式 開会あいさつ 河本英典(アスクネイチャー・ジャパン副理事長)
    - 設立経過報告 仁連孝昭(アスクネイチャー・ジャパン理事長)
    - 来賓祝辞   奥村展三様(文部科学副大臣)
           三好信俊様(環境大臣官房審議官)
           嘉田由紀子様(滋賀県知事)
           鈴木五一様(代理 東近江環境・総合事務所所長)
    - 連携協定調印 上記8団体
    - 閉会あいさつ 大道良夫(アスクネイチャー・ジャパン副理事長)

記念対談 コーディネーター:足立直樹氏
     対談者:ジャニン・ベニュス氏、仁連孝昭

 

プロフィール

ジャニン・ベニュス
生物学者。作家。バイオミミクリー研究所代表。ラトガーズ大学にて自然資源マネジメントと英文学及び創作を学んだのち、企業と行政のための「製図台の生物学者」をつとめ、世界各地でバイオミミクリーの講演を行う。アメリカモンタナ州のロッキー山脈北部在住。

足立直樹
株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。東京大学理学部・同大学院卒、理学博士。国立環境研究所、マレーシア森林研究所を経て、コンサルタントとして独立。企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)事務局長、日本生態学会常任委員ほか。

仁連孝昭
公立大学法人滋賀県立大学理事・副学長、環境共生システム研究センター長等を務め、地域と大学、環境と経済をつなぐ仕事に携わっている。研究分野はエコロジー経済学であり、環境と調和した経済発展について研究している。NPOアスクネイチャー・ジャパン理事長。

対談ではベニュス氏より、地域でバイオミミクリーに取り組むための考え方について、自然の原理原則や、具体的なプロジェクト事例をお話いただきました。自然はどのように問題を解決しているのだろうか、と問うことが、私たちが抱える課題に対しても有効であることを教えていただきました。そして、滋賀の産業界にとって、商品製造から再利用までの一環したしくみをつくることが、新しいビジネスチャンスになるというお話もいただきました。

 

最後に、すでに琵琶湖で実践されている環境教育に触れ、その「自然を知る」活動をさらに発展させて「自然から学ぶ」というプログラムづくりにぜひ取り組んでほしい、また日本のみなさんの新しいアイデアも楽しみにしています、とメッセージをいただきました。

詳しい対談記録はこちらからご覧ください。

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