
Alex Grande/Courtesy TBI
ハスの葉の上で水玉がころころ揺れているのを見たことがありませんか?
ハスの葉は、表面から分泌されたワックス状のもので覆われています。
これは表面のエネルギーが小さく水と反応しにくいため、はじく力となります。
この表面にでこぼこの構造があると、さらに水にぬれにくくなります。
この構造をモデルにして、水玉を転がすゲームをつくりましょう!
対象:小学生高学年〜中学生
備品:
・プラスチックケース
・木片
・両面テープ
・ピンセット、はさみ、カッター
・スポイト
・水
時間:90分程度
プログラム
1. ケースに両面テープを貼る
隙間ができないように、かつあまり重ならないように、底面と側面にテープを貼ります。
粘着力が弱まらないようにピンセットを使うとよりきれいにできます。
2. 木片に両面テープを貼る
コロコロゲームの障害物となる木片全体にテープを貼ります。
これもできるだけピンセットを使いましょう。
親子で行う場合、両面テープを貼る作業は大人が行うとスムーズです。
3. ケースに木片を並べる
水玉を転がす道をイメージしながら、木片を並べましょう。
4. マジックサンドをふりかける
両面テープの粘着力でマジックサンドがつきます。ふりながらまんべんなくつけてください。
5. スポイトで水滴をたらす
マジックサンドは水をはじくので、水滴が水玉となりころころ転がります。
応用編
4. でマジックサンドをふりかける前に、ふつうの砂を少量数か所にふりかけることもできます。ふつうの砂は水をはじかず吸い込みますので、水玉は転がりません。水を転がすゲームとして、難易度が高いものができます。
*このプログラムは足立幸志先生(東北大学大学院工学研究科教授)のワークショップをもとにしています。